この記事は2017年3月に作成されたものです。
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ヘルプマーク関連のラジオ放送を企画した経緯
いつもありがとうございます。
「病気・障害」は、大きくわけると「見える病気・障害」と「見えない病気・障害」があります。
私自身は自己免疫系の持病がありますので、後者の「見えない病気」に当てはまります。
免疫機能が病気になると、とても疲れやすかったり、熱が出たり、痛みが出たり、アレルギー症状が出たりなど、さまざまな症状が日常的に起こります。
幸いなことに日常生活は送っていますが、健康だった頃に比べると(個人的には)無理をしない生活をしています。
まだ治療法がないため、いわゆる難病に分類されていまが、外見・日常生活・仕事ぶりからはとても持病があるようには見えません。
もともと仕事で徹夜をしたり朝まで飲み明かしたり、忙しくても遊ぶ時はしっかり遊ぶ生活を送っていたので、自分が特別疲れやすいとは知らずに「みんな、こんなにしんどくても忙しくても、仕事も家庭も遊びも両立していて凄いな。私が甘えてるだけなんだ。もっともっと頑張らないといけない」と、自分に言い聞かせてきました。
初めて検査入院したときも、過労による体調不良だと思っていました。
その数年後、免疫機能に問題があることが判明し、「自分が疲れやすいのは甘えではなく、仕方がないことなんだ」と、気持ちがとても楽になりました。
それからは、
「これからはなるべく無理をしないようにしよう。でも、出来ることは何でもやろう」
と、激しいことは控えつつ、仕事も趣味も両立しています。
日常生活で一番困っているのは、公共交通機関で移動するときです。
基本的に座っているだけでもだんだんと疲れは出てくるのですが、「じっと立ち続けること」と「延々と歩き続ける」ことを避けているので、電車などでは座りたいわけです。
ところが、優先席しか空いていなかった場合に「外見はごく普通の健康な若い人」である私は、優先席に座ることに罪悪感がありました。
その結果、我慢して立っているため目的地に到着する頃にはもうクタクタ・・・という状況が続きました。
どうしても座りたくて座った場合も何となく落ちつきません。
電車で優先席に座ることも座るのを我慢することも、ストレスとなってしまいました。
病気であっても健康であっても、ストレスは精神的だけでなく身体的にも大敵です。
ストレスが原因で体そのものに大変な負荷がかかります。
そんなある日、難病に関する医療制度や情報を調べていたところ、東京都で「ヘルプマーク」というものが16万人に配布されていたことを知りました。
当時は運用はまだ都内か関東のみに限られていたにもかかわらず、それだけの大人数が「見えない病気・障害」を抱えていることを表しています。
「関西にもヘルプマークを導入してほしい」
「ヘルプマークをみんなに知ってもらいたい」
と思い立ったことがきっかけで、このラジオ番組の放送内容を企画したり他局の番組に出演させていただいたり、番組ブログに記事を書いたりなどして、少しでもヘルプマークや難病・障害等への理解が広まればいいなと思い、微力ながら活動しています。
東京都から始まったヘルプマークが、関西はもとより、早く全国に広まり認知されることを望んでいます。
ですが、「マークの使用者」の人数よりも「マークを知っている人」の割合が増えないと、せっかく導入されても活かせない。
東京でさえ、知っている人のほうが圧倒的に少ない。
2017年度に大阪がヘルプマークを導入するということを受けて、当番組においても5月に「ヘルプマーク」をテーマとした放送を予定しているのですが、パーソナリティ個人の考え方だけでは内容が偏ってしまうように思います。
そこで、みなさまにお願いがあります。
ヘルプマークとは?
ヘルプマークとは、援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。ヘルプマークは東京都が作成し、全国に普及が進んでいます。大阪府域では、大阪府と一般財団法人大阪府地域福祉推進財団との協働事業として、オール大阪による啓発を進めており、平成29年6月から大阪府および市区町村で配布を開始します。
このマークを見かけたら、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。ヘルプマークについて(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/keikakusuishin/helpmark/index.html
平成26年7月から民間企業への働きかけを実施しています。
詳細は、企業・事業者向けホームページを御覧ください。
助け合いのしるし ヘルプマーク(東京都福祉保健局)
ラジオ企画『ヘルプマークに関する体験談』募集
皆さまが体験したこと、思っていること、嬉しいこと、悲しいことなど、ヘルプマークに関連するメッセージを是非、当ブログ投稿フォームよりお送りください。
当ラジオ番組『マイノリティ向上委員会』で紹介させていただきます。
募集内容
既に使用している方、これから使用する方(導入予定の自治体在住)、まだ導入予定のない自治体に在住の方、健常者の方々の、
ヘルプマーク/ヘルプタグに関連する体験談や思い、アドバイスなど。
ひとことメッセージでも何でも、お気軽にお寄せください。
※この記事のコメント欄ではありません。
ご不便な方には申し訳ありません。
投稿の手順
- ラジオ番組「マイノリティ向上委員会」の公式ブログ(このサイト)内にアクセス(どのページからでもOK)
https://blog.junojunon.com/ - ページ右上にあるボタンをクリック
※PC【お便りはこちら】ボタン
※スマートフォン【メール(手紙)のアイコン】ボタン - 入力フォームに必要事項を入力→確認画面→送信→投稿完了
募集期間
5月のオンエアに関しての投稿締切:
4月20日まで
投稿いただいたもの全てをご紹介できるわけではありませんが、紹介しきれなかった内容は番組公式ブログや他の放送日に少しずつでもご紹介できればと思います。
また、締切以降も投稿・お便りは随時受け付けています。
ラジオ番組『マイノリティ向上委員会』の聴き方
日本全国、世界中からPC、スマートフォン、タブレットでお聴きいただけます。
- 番組放送時間にPC、スマートフォン、タブレットで下記URLにアクセス
http://www.yumenotane.jp/now-playing - 「関西チャンネル」バナー(画像)下の再生ボタンをクリック
- オンエア中の番組音声が流れます
※スマートフォンやタブレットでお聴きになる場合、動作が重たい時などうまく再生できない場合があります。事前に電源を入れ直していただくと安心です。
※インターネット配信の特徴で、24時ちょうどの時報より放送開始時間が前後する場合があります。
その場合は、放送中の前番組が終了後に放送されますので、そのまましばらくお待ちください。
『マイノリティ向上委員会』ってどんな番組?
マイナーだけどユニークな活動をしている人、ハンディキャップを持ちながらも活躍している人など、いろんな意味で「普通とはちょっと違うマイノリティさん」を、ジャンルにこだわらず発掘・紹介させていただき、聴いてくださっているあなたにとっても何かのきっかけになれればいいな~という番組です。
- 人知れず頑張っている人
- マイナーだけど実はすごい人
- ユニークな活動をしている人
- ハンディキャップを持ちながらも活躍している人
などを「マイノリティさん」と(勝手に)お呼びしています。
番組公式ブログには一部、試聴できるものもございます。
ご協力をお願いいたします
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