日本と外国のペット事情

日本と外国のペット事情 - 日本と外国のペット事情




この記事は2008年3月に作成されたものです。

状況が変わったり、リンク先が変わっている場合があります。

昔々、動物学や獣医学を勉強していたので色々思うところはあります。
日本のペット事情、特にペット産業は欧米からの評判が悪い。。

数年前の事情で今はどうかわかりませんが、イギリスでは子供一人ではペットを購入できません。

まずペットショップには子犬はショーケース内にいません。
陳列=虐待と考えられています。
ゆえに日本でありがちな、子供が子犬に一目惚れして飼った、目が合ったので運命的な出会いと思って飼った・・という衝動飼いがありません。

保護者同伴、もしくは大人のみがショップへ行き、こういう犬を飼いたいと店員に伝えます。
家族構成や家の大きさ、庭の有無などをチェックし、この家庭ならこの犬種を飼えると許可をもらえてはじめて店の裏手にある運動スペースへ案内されます。
そこでは子犬たちが活き活きと走り回っています。

ヨーロッパ勢は、日本はペット虐待国だと言って輸出したくないんだそう。

レトリバーには2種類の血統がありまして、その組み合わせをきちんと考えて繁殖しなければなりません。
日本の一部ブリーダーは血統無視して繁殖、レトリバーによく見られる股関節形成不全の犬が異常に増加、遺伝するものであるのに頭数を増やすためそのまま繁殖・・というパターンがままあったようです。

一部の良くないブリーダー・ペットショップのために悪い評判がたつのは悲しいし、この辺りの法律も改正してほしいものです。

日本もストレス社会ですのでペットには癒されますもの。

ですが飼い主の意識がまだまだ低い方も多く。。

愛護という名の処分所も何回も見に行きました。

あそこの職員さんは獣医さんなんですよ。。
辛いと思います。

是非行ってみて下さい。
野良たちの命の扱われ方を実際に見てください。

そういえば日本のペットは成人病と皮膚病が多いんですよね。

人間と同じご飯やお菓子を与える、長毛種に服を着せる、土地の気候にあった犬種を飼わない・・温暖な地域でハスキーを飼うとね・・。

肥満でヘルニアになったダックス。

ぬいぐるみのように抱っこばかりして間接異常。
四足歩行の動物にぬいぐるみ抱っこはダメです。

「溺愛」と「虐待」は紙一重ですよ。










この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ありがとうございます。

この記事をシェアする